中医学の考えをもとに、寒い冬の過ごし方をお話ししました。
中医学は、『人間は自然の中にあり、また人間の中に自然がある。自然界の流れ沿って万物と調和しながら生きていくことが大切』という考えです。
自然界では冬は全てが静かになり、エネルギーを内に蓄えていきます。
人間もそれに合わせて、エネルギーを消耗しないようにすることが大切です。そのためには睡眠をしっかり取ることと、体を冷やさないようにすること。
五臓では腎を労わる季節です。
腎は生命エネルギーを蓄えたり、体の中の水分代謝を司ります。
腎の働きが弱ると子供の場合は発育が遅れたり、大人の場合は老化が進みます。また排尿トラブルも起こりやすくなります。
前の季節の過ごし方が次の季節の体調に現れてきます。
冬に体を温めしっかりエネルギーを蓄えることで、来る春を健やかに迎えることができます。
冬のレッスンでは、腎経・膀胱経の経絡を伸ばしていきます。
中医学の知恵を取り入れたヨガと毎日の暮らしで、健康や生活の質を上げていきましょう。
講座の最後にはほうじ茶のチャイをお出ししました。
作り方は簡単、お茶葉と共にスライス生姜とシナモンスティックをしばらく煮出してから牛乳を加えるだけ。おいしくてとても体が温まります。紅茶で作っても良いと思います。ぜひお試しを。