先日のクラスは人数が少なかったので、参加者さんの「お尻が凝って腰が痛いのでほぐしたい」というリクエストにお応えしたメニューに変更しました。
ペアになって手で触ってほぐしたり、ポーズをとりながら、
ここが凝ってる、ここが痛いなどと気づきを言葉にします。
人数が少ないので、遠慮なく言葉にできます。
すると意外なところの凝りや左右の違いにも気づいていきます。
ここは痛くないのに、ここは痛いのね、ここが凝ってるから腰が痛いのね、などと言いながら、日常生活での体の癖など気づきが深まっていきます。
また、人によって痛みを感じるところ、心地よさを感じるところが違うことにも気づきます。
普段静かにヨガをしながらも当然感じていることですが、言葉にすることでより分かりやすく、また他人の言葉を聞くと人それぞれの違いにも改めて気づかされます。
今回はお一人が腰が痛いというところから、腰回りの気づきを深める機会になりました。普段慌ただしく、ゆっくり体に向き合う時間がないと体の声を聞かずに過ごしてしまいます。
そして、とうとう体が痛みを発してしまいます。体からのこれ以上無理をさせないで、というアラーム。
痛いのは辛いですが、必然的に体に向き合うことになり、気づきの機会を与えてくれたと思うとありがたいことです。
体の痛みへの気づきはわかりやすい。痛みとまではいかないちょっとした違和感、はたまた違和感とまでいかず昨日と今日の変化と、より繊細に気づいていきます。
心も同じこと。大きな心の波が起こる時だけでなく、小さな感情の波に気づくこと。大きな波を起こす前に受け止めてあげます。
心の中の不安が体に痛みとして現れることもあります。
体や心の変化に込められたメッセージに気づいていくこと。
あらゆる出来事はおおいなるものからのメッセージ。丁寧に気づいて受け止めていきたいですね。