次男は思春期まっただ中。
マニュアル通り、時々反抗的になる。
イライラして、「うるさい!」と母に向かって怒鳴る。
そんな13歳の息子の向こうに、母はいつも3歳の頃の可愛かった息子の残像を見ている。
あんなに可愛らしかった、
「お母さん、お母さん」と言って片時も離れなかった息子が一人前ぶってる。
寂しいような気もしつつ、反抗している姿もまた可愛い、と親バカ。
勉強しなさいと言えば言うほど反抗してる。
母は行く先を思い、心配したり…
でも息子は、
過去の可愛らしさも知らない、
将来のことよりも、
とにかく今、
「やりたくないんだー!」
「うるさいんだー!」
と言う叫び。
全身で今を生きている。
怒り散らす13歳の息子の体は火山のようで、マグマがあふれ出す。エネルギーに満ちている。
エネルギー溢れる若さが眩しい。
『過去や未来を離れて、今ここ』
いつもヨガで言うフレーズをまさに生きている思春期息子。
そして、時々子供に戻る、揺れる思春期。